必要が最強(みっともない私)

自分では全く気が付かなかった助言を

 

もらった。

 

 

 

【『好き』という感情はいつか冷める】

【でも『必要』だったら、必要でなくなることはない】

【必要が最強】

 

 

 

 

そんなこと

思いもしなかった。

 

 

この言葉にすがって生きていってしまいそうなほど

 

心打たれた。

 

ずっと心の中でリピートされている。

 

自分の都合のいい、心地良い言葉を何度も記憶から取り出しては

何度も自分に言い聞かせて

自己の価値を確認し続ける。

 

子どもみたいだな。

みっともない。

わかってる…

わかってるけど

 

自信がない私には、それしかすがる手立てがない。

 

みっともない話を我慢して聞いてくれる人。私が心の均衡を保つ手助けをしてくれる。

 

申し訳なく

そして

感謝している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイツと似たようなことを言う人

 

ある身近な人から聞いた話。

 

彼は、人を本当に好きになったことがないそうだ。

 

女性と付き合ったことはあるが、どれも相手からのスタート。

 

基本的に人に興味がなく、自分の世界が何よりも大事。

 

自分のやりたい事

自分のペース

自分の世界

それを崩されるのは何よりも嫌で

 

人との付き合いは「自分のペースを抑えて相手に合わせなくてはならない」という非常に面倒なものに感じるそう。

 

人に合わせて自分を抑えるくらいなら、一人のほうがいい。

 

一人なら、いつでも好きなことが好きなペースでできるから最高なのだそうだ。

 

また

女性と付き合った場合、連絡を密に取らなければならないし、定期的に会わなければならない。

本音を言えば、連絡はたまにすれば充分だし、会うのは数ヶ月に1回程度でいい。

 

この人でなければダメだ、という人に会ったこともない。

 

だから自分のような冷たい人間を好きになってくれる人は本当に凄いし有り難いなと思うので、嫌いじゃないタイプなら付き合える。

 

だけど付き合った相手を好きかと聞かれたら「この人でなければダメだ。離れたくない」という意味で言えば正直「そうでもない」ということになる。

 

だから最後には相手は去っていく。

 

そして

来るものは拒まず

去るものは追わず

 

1度去ったものは、自分からはもう決して追いかけない。結局、それほど好きなわけじゃなかったから。

 

 

 

 

 

しかしこの人に一人だけ

長年に渡る友人関係を築く女性がおり、年に1〜2回会い続けているが、彼女には他に彼氏がいる。

 

だから男女としての付き合いではないが

 

女性に自分から連絡して会おうと思うのは、彼女一人だけ。

 

そんな付かず離れずが数年間、続いているそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中途中…

どこかで聞いたことのあるようなないような…

話だなと思った。

 

そういう男って

いるもんなんだな。

 

 

 

 

ちなみにこの人に

相手にアクセサリーをプレゼントするとしたら、という仮定の話をしてみると

『自分がアクセサリーをプレゼントするとすれば、相手は相当気にいってる人だ』

と言っていた。

 

 

うーん…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人の深層心理を考える

自分の気持ちの整理をしようと思う。

そして長いLINEのやりとりの中で見えてきたアイツのこと。

文字にして起こすと見えなかったものが見えてくる。

 

 

 

 

 

 

《私目線》私が会いたいと言えない理由

 

「来てほしいと言われたから、行ってやった」「行ってやってるんだから」と思われたくない。

そうするとアイツは損得勘定体質だから、お金の出し方にもシビアな影響が出る。

「お金だして貰えるならLucky♪それなら行くゎ」

と思われるのだけは嫌。

私は会いたいに決まってるわけだし【アイツが自分の意思で】会いたいと思って来てくれるのを、待っている。

【ソレだけが目的の相手】にはなりたくないが、誘われないのも屈辱という、微妙な女心がある。

 

 

 

 

 

《アイツ目線》【ソウいう相手】だとtwodoors(私)に言われたほうが、むしろいい理由(前記事と内容重複)

 

「ソレ目的だ」とtwodoorsに思われてしまうと、拗ねられて面倒だ。

だから会いに行ってもヤラない回を作った。

でも今度はしなければしないで「誘われなかった」と拗ねるから、どうすればいいかわからない。

自分はしたいに決まってるから、自分に言われてではなく

【ソウいうフレンド】だとtwodoorsに言ってもらえたら「ソレ目的で行った」と思われなくて済む。。

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

なんだか

お互い似たようなことを思っている気がしてきた。

 

アイツの心理は今の私が考える予測でしかないけど。

 

 

 

 

アイツはいつも

1番大事な自分の心の奥のこと、核心についてはなかなか口を割らない。

 

自分でもわかっていないのか、目を背けているのか、

 

誰よりも自分本意のようでいて、大事な核心のところでは私を優先する。

そういうときは自分の意思を隠し「そんなことを言ったら申し訳ない」という、女に対してのやや恐れのような…優しさのつもりなのかもしれないけれど、遠慮を感じる。「ガッカリさせると悪いから」というような忖度。

 

 

癖なのかわからないけど

アイツに答えにくい核心的な質問を投げかけるといつも、私が期待するだろう答えを探る。

(あくまでアイツ推測の)そういう答えを、自分が持っていなかった場合、絶対に答えない。

 

不機嫌にはぐらかし「こう言ってほしいんでしょ?」と攻撃的に言う。

 

 

 

私にとっては、期待する答えより、本当の気持ちが何より大事であり、それが私にどう思われようと気にする必要はないのに。

 

おそらく今まで、人間関係においてアスペルガー特有の「本当のことを率直に言い過ぎて人間関係にヒビが入る」を経験してきたはずだ。

 

そのせいなのか、理由はわわからない。

 

しかしなぜ本当の気持ちを言いたくないのかをアイツに聞いたところで、まともに受け取ってもらえないことは確実で

違った世界観から攻撃されて、はぐらかさせるのがオチだ。

 

 

 

普通のことが普通にできないアイツ。

 

世話の焼ける子です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忘れてた難しさ③引き出した言葉とわからない心理

『君は、ソウいう相手というわけではない』

『とはいえ、むしろ逆に俺のことはソウいうフレンドだと言われたほうが気軽な気持ちで会えることは確か』

『そう言われたほうが自分は気持ちがいい。そう言われても君への気持ちは今までと変わらないから』

 

 

 

 

 

この言葉を受けてその後、相当やりとりした。

 

 

 

 

そして最後にやっと引き出したのは

 

『ソウいうフレンドでもあり、そういう関係無しでも関われる』

 

という言葉だった。

 

ここまで本人の気持ちを引き出すのにはかなりの労力がいった。

 

 

 

 

 

 

私は考えた。

 

私から『貴方はソウいうフレンドです』と言われれば

 

遠慮なく自由にやれるし気軽な気持ちで会える


それだけで会ってもいいし、そうじゃなく会ってもいいんだ

 

という気持ちなんだろうと推測した。

 

 

 

 

逆に『貴方とはソウいうフレンドという関係ではない』と私に言われれば

 

私に対して遠慮してしまい、やりづらい。

 

「それだけが目的なのか」と拗ねられて困る。


だからやらない回を作ってアピールしたこともある。

 

なのに今度は『私は誘われなかった』と拗ねられてしまい、どうしたらいいのかわからない。

 

会うことに対しても、私の気持ちを知っているが故に

 

自分を好きになってくれた人が『ソウいうフレンドだと思われたくない』と思っているならば

 

『そう思われないような付き合いをしなければ』という、やや肩に力の入ったものになってしまい


簡単に会うことに躊躇してしまい、機会を作りづらくなってしまう

 

 

 

と読み解いた。

まるで心理士か刑事のようだ。

 

 

『君への変わらない気持ち』という発言については、聞いても難解な言葉を使ってはぐらかされた感があり、真意はわからなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嫌いではないが好きでもないのに、ソウいうコト以外に私の何が必要で付き合いをやめないのか

 

わからない。

 

 

 

 

 

『計算して生きている』そうだから、ネックレスを気まぐれであげたり、面倒な話でもいやいや付き合うのは

 

長年つなぎとめておいたフレンドが居なくなると困るという計算なのか、それともそれだけじゃないのか。

 

 

 

 

 

 

おそらくアイツにとって必要な人というのは

 

第一に嫌いじゃないこと

そして自分から去らない女

 

ではないだろうか。

それが私でなくてはならない理由は今のところ見つからない。

 

特性上なかなかそんな人は残らなかった中で、たまたま最後まで「残った」女が

 

 

これが私の立ち位置なのではないか。

 

 

 

 

 

 

 

私はこれから

どういう心持ちで付き合っていけばいいのか。

 

考えていかなければと思う。

忘れてた難しさ②ついに聞いた私のこと

アイツ、怒ってるな

と思いながら

放置していると

 

『今から会えない?近くで仕事して帰るとこだけど』。

 

 

連絡がきたのは19:30。

 

さすがに

また今度、となった。

 

 

怒っていても次はケロリとしてるのもよくあるパターンだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

心のやりとりが苦手なアスペルガーのアイツだけど

 

このあと深夜までLINEのやりとりが続いた。そんな気分だったらしい。珍しくアイツが話し合いの場についた。

 

 

 

 

 

 

話していくうちに、流れがこちらに傾いてきて

 

私のことをどう思っているかを聞くタイミングがついに巡ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

勇気をだして

 

聞いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『好きの概念、好きというもののなんたるかがわからない』

 

『自分は嫌いな人は容赦なく切る。だから君を嫌いではない』

『嫌いじゃない=好き

ではないでしょう。

でも長く続いてることが真実』

 

 

 

嫌いじゃないけど

好きってわけでもない

という受け止め方でいい?それがしっくりくる?

 

 


『君がそれでしっくりくるならいいけど、落胆するならそうではない』

 

 

 

今まで女の人を好きになったことがあるでしょ。

それとは違うってことでいい?

 

 

『例えばあそこのドラックストアのお姉さん可愛くて好きだな、というものとは違う』

 

 

 

 

なぜ私とずっと付き合ってるの?

 

 

『必要だから』

 

『でもソウいう相手としてという意味ではない』

 

『とはいえ、むしろ逆に俺のことはソウいうフレンドだと言われたほうが気軽な気持ちで会えることは確か』

『そう言われたほうが自分は気持ちがいい。そう言われても君への気持ちは今までと変わらないから』

 

 

 

 

なぜ必要なの?

 

 

『女…。残った女。いい意味で』

 

 

手元に残った残り物ってこと?

 

 

『いやそれは違う』

 

 

 

 

 

 

 

よくわからなかった…

 

けど

好きだと断言して言えないのだな、ということだけはわかった。

 

ネックレスをあげたのは気まぐれ

ネックレスのお返しを断ったのも気まぐれ

 

 

 

逆にアイツは「自分のどこが好きなのか」を執拗に聞きたがった。

私はここの記事に書いたことをそのまま伝えた。

納得はしてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残った必要な女、か。

 

3〜4時間ぶっ通しでLINEした。

 

アスペルガーのアイツが1番苦手なのが心のやりとり、交流だ。

それをこれだけの時間をかけてやり、さぞや疲れたことだろうし、面倒だっただろう。

 

やっとの思いでアイツから引き出した【残った必要な女】という言葉。もうこの日、これ以上は聞けなかった。

 

でもアスペルガーの自分が使った言葉で私が拗ねたり落ち込んだりするのを恐れ

 

『これってマイナスな言葉なの?』

『悪いようにとってる?』

 

言葉の選び方で私にマイナスな意識を持たせないように非常に気をつかっていた。

他人に対して使う言葉で、何が失礼だとか不快に思われるかとかがわからないのは、アスペルガーの顕著な特徴だ。

 

逆に私が言うことで意味がわからない時は、具体的な説明を求められた。理解しようという努力は感じられた。

『考え方は理解したけど(自分が言った言葉の)言い回しを変えたくは無い』

理解してくれたならそれでいいわ。

 

今までアイツからそんな気遣いをされたことがなかったから、彼の中での進歩なのかもしれない。

 

 

 

 

とりあえず

私としてはこの際なので

 

ちゃんと言葉を聞かないと無理です、と言っておいた。

 

アイツが答える答えないに関わらず、私の言いたいことは頑張ってできるだけ伝えた。

 

 

 

 

でも結局、彼はハッキリ言わなかったし、やっぱりそんなに好きってわけではないんだろうなと思った。

 

 

なんだか少しサッパリしたけど、同時に微妙に失恋気分にもなった。

 

『だからそういう言い方されるからな…失恋も何も、今までも今も俺は何も変わってないのに』

 

 

そりゃ貴方はね

そうでしょうよ。

 

 

普通の感覚を持ち合わせていないアイツと認識を一致させるのは

 

ほんとに至難の業。

 

 

 

 

 

 

 

特性と対応の方法

覚え書き

 

 

アスペルガーの人は【定型発達の人が提供できることができない】から、そう診断されているわけであり

 

定型発達の人が【当たり前に思うこと】が当たり前ではない。

 

 

 

 

◇特性◇

 

・過集中、ルーティンの人。

・それらを邪魔されたり、急に変更されたりするのは苦痛。

・他にやることがあるのになぜ相手を優先しなくてはならないのかがわからない。

・用事があるとか、何か取り決めがあるとかでないと連絡はとらない。

・寂しいなどの喜怒哀楽、人間的感情が乏しい。

・相手が何を望むかわからず考えない。

 

 

 

 

◇対応の方法◇

 

・感じたことを回りくどく言わない。

・行動するときは、あらかじめ計画と見通しをたてておく。

・急な予定変更が苦手なので、変更する場合はどうするか順番まできっちり決めてあげる。

・抽象的な言葉は苦手。具体的に言う。だから質問はイエスかノーで答えられる形で。抽象的な質問は理解できず答えられない。

・してほしいことを「こういう理由だからこうしてほしい」と正直に順序立てて説明する。

 

 

 

 

 

 

 

★定型発達の人

アプローチ段階や最初のうちは礼儀や義務として、あるいは気を引くため優しくてしてくれるが、慣れればやがてやらなくなるのがよくある普通のパターン。


★発達障害の人

「必要なことをする」と思ってやることは、心からそう思っているから、やらなくなることがない。
必要なことだから必要でなくなることがない。

 

 

 

 

 

 

 

★ネットからの拾い記事

【アスペルガーの心をつかむには好きと宣言させることです。

自分はこの子が好きなんだと自分で再確認することで徹底的にその宣言にしたがって行動します。

たとえ無機質に答えたとしても嘘は嫌いなのでその答えに嘘はないはずです】

 

 

そんなんできるのかな…

1番好きな人って?

数年前

「今まで好きになった人」の話になったことがある。

 

誰が1番忘れられないか

だったか、

1番好きになった人はどんな人か

だったか、そんな話題だったと思う。

 

正直、私はそんな話をしたくないから、アイツが言い出したことには間違いない。

 

アイツは

就職前の若い頃、友達の友達で…写真に残ってる人…

詳細は忘れたけれど、そういう記憶に残ってる人がいるという。

 

今は東京かどこかそちら方面にいるのでは、みたいな話だった。

 

探して会ってみたい?と聞くと

 

繋がってる知り合いはもう誰も居ないから無理、と言っていた。

 

そんな話

なんで私にするんだろう。

私だってもちろん、相手の過去は気になるけど、気になってしまうからこそ聞きたくない。

 

そして私にも聞かれた。

 

私は特に居ない、と答えたと思う。だって本当だから。人を本気で好きになったことなんて無かったから。

 

でもアイツは納得しなかった。

やりとりは忘れたけれど、なかなか引き下がらなかったような気がする。

 

仕方ないので最後に

『君だよ』

と言った。

本当のことだから仕方ない。

 

 

私の話はさておき

そういう話をするのは、どうにも面白くなかった私は、なぜそんな話をするのか聞くと

 

隠したくない、というようなニュアンスのことを言っていた。

 

隠しておきたくないし知っておきたい、とでも言うのか。

 

正直にも程があるなと思いながら、昔の好きな人の話を聞いて面白くない私は

 

そんなこと聞きたくなかったよ、と伝えた。

 

今こうして思うと

私も嫉妬ってするんだな、と我ながら思った。

 

 

 

 

 

 

 

そのあとのやりとりは忘れたけど

 

数年経ってから、急に

『(1番好きだと言ってくれたことが)有り難いなぁと思った』

と呑気に言ってきた。

 

 

有り難い。

有り難いってなんだろ。

ファンになってくれてセンキュー!みたいな?

 

有り難い、という言葉は「受け身」に感じる。好意を受け取るのが嬉しいという。しかしそれ止まり。好意のベクトルは相互方向に向いていない。受け取るだけの片側通行。

 

だから

有り難い、と言われて

嬉しくはなかった。

 

そのセリフが今でもずっと心に引っ掛かっている。