たまにふと思う。
アイツには私は不釣り合いなのではないかと。
いや
実際、不釣り合いだといつも思っている。
あんな人間が、こんな頭の悪い主婦の私と似合うわけがない。
そもそも
私の性格や個性、容姿など私の持つ「何か」に惹かれているわけではないと思っている。
そのような事は1度も言われたことがないし、アイツのようなポテンシャルの人間に好かれるような要素なんて、私は持ち合わせていないからだ。
きっと
「なぜ」
と聞いたら
こう答えるだろう。
『こんだけ長く切れないでいると、今更でしょ?
新しい人間関係を構築するのも面倒だし、大変だよね…』
120パーセント
いや1000パーセント
そう言うのはわかっている。
確か、似たようなことを言っていたことがあった気がする。
新しい別の人と心通わせるためのプロセスをまたイチから踏まなきゃいけないのが、アスペルガーのアイツには大変過ぎるし面倒なのだ。
もうそれは苦労して終わらせてあるから(私)駆け引きや探り合いのような面倒なことはもうしたくないだろう。
それでも私は
願わくば
私の何か
私そのものを好きだと
必要なのは私自身だと
だから君を手放したくなかった
と
言われたかった。
求めるものが高過ぎるのだろうか